工廠長である!
いよいよ10月14日に大宮の鉄道博物館がグランドオープンとなった。
初日は大変な人出で入場制限がかかるほどだったほか,話
題の自動改札機がここでもトラブルを起こしてしまったらしいな。イロイロあるが,日本最大級,日本の鉄道史を実物を通して勉強できる素晴らしい施設の開館を,工廠長は心から祝う次第である。
さて,オープンから一週間が経過した10月21日,工廠長もこの鉄道博物館に足を運び,その威容を直に眼にしてきたのでレポートしたい。
まず,これから鉄道博物館に行ってみたいと思っている御仁にアドバイスをしておく。
鉄道博物館はSuicaやPasmoでの決済を利用した入場が可能で,レストランや売店といった施設内の各種サービスにもそのまま利用できるので持参をお勧めするが,便利な反面,施設内でのチャージが極めて難しい。入館前に満額までチャージしておくことを強くお勧めする。特に土日祝など混雑が予想される時はキャッシュレスが強い味方になる為,事前のチャージが強い意味を持ってくるのである。
もうひとつ。鉄道博物館はオープン間もなく,アトラクション的展示も多いため休日には子供連れの来館者が圧倒的に多い。館内はオトナの膝から下の背丈しかない子供達が縦横無尽に動き回っているので,衝突にはくれぐれも注意していただきたい。もちろん,館内はカケッコ&オフザケ禁止であるから,そういうのを見かけたら,事故防止のためにも優しく注意してあげよう。とにかく子供達は,普段体験できないアメージング・ゾーンに飛び込んで大興奮である。なかなか周囲に気を配れないものであるから,オトナの方でフォローしてあげることだ。
さて,JR大宮駅から新交通システム「ニューシャトル」で一駅。かつて大成と名乗っていた駅は今,鉄道博物館(大成)駅と改称し,ニューシャトル・チョロQなぞ売っていたりする。今回初めてニューシャトルに乗ってみたが,なかなかスピードが出るし,車内はキレイだしで好印象であった。もともとあまり大きなキャパシティは持っていなかったため,車輌も駅も非常に小柄で,鉄道博物館開館による利用客の大幅増には根本的に対処できていないようだが,これはいたし方あるまい。駅スタッフは総出で構内やホームに立ち,利用客の世話をしているので,協力してあげよう。
各地の新交通システムめぐりをしてみるのも良いかも知れんな・・・
ニューシャトル鉄道博物館駅【以降工廠長は,この駅を略してテッパ駅と呼称することとする】を出ると,鉄道博物館メインエントランスまでは100メートル程度。しかし,路上には新幹線の時刻表が銘打たれていたり,SLが顔を出していたりでいやが上にも興奮は高まってくる。工廠長はTeppa倶楽部会員なので,少し歩いて北側のノースエントランスから入らなければならない。
このノースエントランスから入ると,話題の体験展示,ミニ運転列車およびミニシャトルを見ることが出来る。
ミニ運転列車は,車体こそ子供向けのディフォルメ豊かな遊園列車に見えるが,閉そくや車輌運行は本物に基いたシステムが運用されており,オトナでも見てい勉強になる展示である。

本館内に立ち入ると,ポスターやウェブなどで公開されている,あの印象的な光景が広がる。
ヒストリー・ゾーン中央のターンテーブルには,ゾーンの主とも言えるC57 135。手前側に国内鉄道黎明期の蒸気機関車,客車,電車が。両脇は各種電気機関車と貨車,そして御料車が,奥には国鉄大量輸送時代の雄,181系,455系をはじめとした電車が,あるものは煌々と前照燈を輝かせ,あるものはうっすらと照らされた暗がりに身を横たえて,それぞれの生い立ちを来館者に語りかけている。

広く,天井も高いホールのような空間は,全体照明ではなくスポットライトによって照らされ,一部は明るく一部は暗いその演出により鉄道史全体を内包した小宇宙のようにも感じられる。
このヒストリーゾーンの車輌には,車体の下から足回りが覗けたり,車内に入れたり,一部の機構を作動させられたりと,非常にギミック豊かに展示されているものがある。碓氷峠のアプトを駆けたED40の巨大なピニオン・ギアの,下からの眺め,新幹線パンタグラフの作動デモ,電動台車の操作などは是非一見をお勧めする。
以下次号!!