2008年06月15日

工廠長、北の地を往く

工廠長で、ある!!

諸君、実に久しぶりであった。
リアルがかなり多忙だったとはいえ、このように長期にわたって工廠を空けてしまったのは、恥ずかしいことである。面目ない。

さて、多忙とはいえ色々な機会をとらえて新しい記事をアップしたいともくろんでいた工廠長であるが、今回、故あって北の大地、北海道にちょっとばかり出かけることになったので、そのリポート、特に鉄路空路といったトピックを紹介していきたいと思う。
なにしろ、北海道に渡ったことのない工廠長にとって、その鉄路は未知の領域。何らかの形で体験しておきたいと常々思っていたものであるが、いざ北の大地に立ってみると、その広大なエリアを結ぶJR北海道のネットワーク、そのスケールに目を見張るばかりであった。

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苫小牧駅はあいにくの雨。しかし工廠長の心はあくまでアツい!
ホームに進入するは室蘭本線の711系。赤い車体はクロスシート+乗降デッキで通勤客のさばきは得意ではなさそうだ。もともと2ドアだった車体は3ドアに改造され、シールドビーム型ヘッドライトが並列配置されているというユニークなフェイス。北国の車体らしく、フロントスカートもゴツい。
731系は工廠長の地元では見られない、ボリュウムのあるフロントフェイス。踏切衝突事故から運転士を護る、独特な形状だが…これは・・ガンダム!?
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2007年12月09日

鉄道博物館!!工廠長至福のひととき【後編】

工廠長であるッ!!

ココのところリアルが多忙だったゆえ,ひどく更新が滞ってしまった点,お詫び申し上げる。

さて,10月にオープンして以来,たった1ヶ月で来場者数延べ24万人という空前の記録を打ち立てた鉄道博物館だが,工廠長も人の波をかき分けながら,地道にリピート活動を続けているものである!
今回紹介するのは,博物館の目玉とも言えるヒストリー・ゾーンに展示された車輌の細かいディティール群であるが,特に,EF66については,当工廠で製作が(お手つき状態ながらも)続いているモノだけに,色々細部を調べさせてもらった。
【EF66 11】
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EF66 11は,1963年8月12日生まれ。下関,広島,吹田と転属し,東海道・山陽本線を走る高速貨物列車のエースとして活躍した。列島の南のほうで運用されていたためだろうか,後刻EF66各車に取り付けられた,トンネル氷柱対策の「ひさし」が無く,またEF66の後日改造として有名な,「運転室上部の弁当箱」こと巨大なクーラーユニットも無い,オリジナルの姿を留めていたことから,大宮入りとなったそうである。
特徴的なフロントマスク周辺は,モデル製作の上でも押さえておきたいトピックが目白押しである。
特に,フロントグリルのような「飾り帯」のディティールや,運転室扉,前照燈周辺のロッド類,排障器周り,さらに車外機器類部分に備えられている「輪留め」など,HOスケールあたりだと「見えてくる」部分は非常に多い。
そして,何よりも参考になったのは,実車の「色」である。
実物の持つ雰囲気を端的に表してくれるのが,色。

実際の職場で,活きて動いていたマシンの持つ息吹のようなものが感じられ,工廠長,大いに士気が上がったものである!

 


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2007年10月21日

鉄道博物館!!工廠長至福のひととき【前編】

工廠長である!

いよいよ10月14日に大宮の鉄道博物館がグランドオープンとなった。
初日は大変な人出で入場制限がかかるほどだったほか,話題の自動改札機がここでもトラブルを起こしてしまったらしいな。イロイロあるが,日本最大級,日本の鉄道史を実物を通して勉強できる素晴らしい施設の開館を,工廠長は心から祝う次第である。

さて,オープンから一週間が経過した10月21日,工廠長もこの鉄道博物館に足を運び,その威容を直に眼にしてきたのでレポートしたい。
まず,これから鉄道博物館に行ってみたいと思っている御仁にアドバイスをしておく。
鉄道博物館はSuicaやPasmoでの決済を利用した入場が可能で,レストランや売店といった施設内の各種サービスにもそのまま利用できるので持参をお勧めするが,便利な反面,施設内でのチャージが極めて難しい。入館前に満額までチャージしておくことを強くお勧めする。特に土日祝など混雑が予想される時はキャッシュレスが強い味方になる為,事前のチャージが強い意味を持ってくるのである。
もうひとつ。鉄道博物館はオープン間もなく,アトラクション的展示も多いため休日には子供連れの来館者が圧倒的に多い。館内はオトナの膝から下の背丈しかない子供達が縦横無尽に動き回っているので,衝突にはくれぐれも注意していただきたい。もちろん,館内はカケッコ&オフザケ禁止であるから,そういうのを見かけたら,事故防止のためにも優しく注意してあげよう。とにかく子供達は,普段体験できないアメージング・ゾーンに飛び込んで大興奮である。なかなか周囲に気を配れないものであるから,オトナの方でフォローしてあげることだ。

さて,JR大宮駅から新交通システム「ニューシャトル」で一駅。かつて大成と名乗っていた駅は今,鉄道博物館(大成)駅と改称し,ニューシャトル・チョロQなぞ売っていたりする。今回初めてニューシャトルに乗ってみたが,なかなかスピードが出るし,車内はキレイだしで好印象であった。もともとあまり大きなキャパシティは持っていなかったため,車輌も駅も非常に小柄で,鉄道博物館開館による利用客の大幅増には根本的に対処できていないようだが,これはいたし方あるまい。駅スタッフは総出で構内やホームに立ち,利用客の世話をしているので,協力してあげよう。
各地の新交通システムめぐりをしてみるのも良いかも知れんな・・・

ニューシャトル鉄道博物館駅【以降工廠長は,この駅を略してテッパ駅と呼称することとする】を出ると,鉄道博物館メインエントランスまでは100メートル程度。しかし,路上には新幹線の時刻表が銘打たれていたり,SLが顔を出していたりでいやが上にも興奮は高まってくる。工廠長はTeppa倶楽部会員なので,少し歩いて北側のノースエントランスから入らなければならない。
このノースエントランスから入ると,話題の体験展示,ミニ運転列車およびミニシャトルを見ることが出来る。
ミニ運転列車は,車体こそ子供向けのディフォルメ豊かな遊園列車に見えるが,閉そくや車輌運行は本物に基いたシステムが運用されており,オトナでも見てい勉強になる展示である。
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本館内に立ち入ると,ポスターやウェブなどで公開されている,あの印象的な光景が広がる。
ヒストリー・ゾーン中央のターンテーブルには,ゾーンの主とも言えるC57 135。手前側に国内鉄道黎明期の蒸気機関車,客車,電車が。両脇は各種電気機関車と貨車,そして御料車が,奥には国鉄大量輸送時代の雄,181系,455系をはじめとした電車が,あるものは煌々と前照燈を輝かせ,あるものはうっすらと照らされた暗がりに身を横たえて,それぞれの生い立ちを来館者に語りかけている。
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広く,天井も高いホールのような空間は,全体照明ではなくスポットライトによって照らされ,一部は明るく一部は暗いその演出により鉄道史全体を内包した小宇宙のようにも感じられる。 
このヒストリーゾーンの車輌には,車体の下から足回りが覗けたり,車内に入れたり,一部の機構を作動させられたりと,非常にギミック豊かに展示されているものがある。碓氷峠のアプトを駆けたED40の巨大なピニオン・ギアの,下からの眺め,新幹線パンタグラフの作動デモ,電動台車の操作などは是非一見をお勧めする。

以下次号!!
posted by NastyDog at 22:15| バンコク 晴れ| Comment(3) | TrackBack(0) | 工廠長鉄の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月01日

D51-498,夜更けの小山を去る

工廠長である!

さる9月22日から24日にかけての3日間,会津若松で開催された会津秋祭りに伴って,「会津秋祭り号」として磐越西線を走ってきた蒸気機関車D51-498号機が,帰路の途中の9月27日,小山駅のターミナルに立ち寄ってひと時の休息を取っていたところを工廠長が捉えたのでお伝えする。

D51-498号機はかつて日本中で活躍した蒸気機関車の名機D51の,実質最後の生き残り。
聞くところでは動態保存されているD51形蒸機2両の内,実際の営業線路を走れるのはこの498号機だけらしい。
本機は,7月には北上線,9月初旬には陸羽東線で「全線開通90周年記念号」として走り,更に今回の会津若松と,まさに縦横無尽の大活躍であった。

工廠長は9月27日の日中,小山駅のターミナル線に茶色い旧型客車が停まっているのを発見,おそるおそる近づいてみると,地元結城街道の橋梁下に身を隠すようにして,あの黒い車体が静かに休んでいたのである。
D51前方には回送用の電機EF64-1001が同じくパンタを畳んで眠っている。SLが連結しているのは旧型客車との間に「SL伴走車」表示の電源車オヤ12。
高崎の車輌センターに帰る途中であろうか,あまりスピードを出せないはずのSLを回送するのに適した深夜になってから出発するのであろう。工廠長は一旦現場を後にし,夜が更けてから再び同じ場所に来て見た。
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デジカメ持参で結城街道の橋梁に立ってみると,EFそしてD51の周りには作業員や乗務員が歩き回り点検などを実施している様子。EFには明かりが灯り,オヤ12も電源用のエンジン音を響かせている。21時を過ぎてふとEFのパンタグラフが上がり,D51も転輪を中心に点検が進んでいる。
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EF64-1001の銘板,オヤ12の灯火,そしてD51-498の表示が記されたスノウプロウ,デジカメの夜景モードでかろうじて写しとることが出来る・・・橋梁の下は,実際には真っ暗だったのだ。
22時50分,EFが対面する信号が赤から青へ。汽笛一声,EF64-1001が牽引するD51-498,オヤ12,そして茶色い旧型客車は上野方面に向けて,粛々と小山駅ターミナルを後にした。
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地元真岡鉄道のC兄弟が頑張っている姿はたびたび目にする工廠長,しかし本線上に身体を横たえるD51の姿は,生涯初めて目にした光景であった。
夜の闇に消え往く列車を見つめながら,D51-498とそれに携わるスタッフの,今後の活躍を強く祈る工廠長であった。
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2007年09月17日

NAconp工廠車輌部!【アリイEF66,RC化の記録】

工廠長である!

季節は秋,9月も半ばを過ぎたとはいえ,まだまだ残暑の厳しい日もあるな。

工廠長は気候がいくらか和らいできたのを機に,あちこちと出かけてみたり,工作台に再び上がってみたりしているところであるが,う〜む,来る10月にはいよいよ埼玉県さいたま市に,あの「鉄道博物館」がオープンするのであるな〜。
秋葉原の交通博物館が閉館して以来,日本でも最大級の鉄道を扱った,本命ともいえる博物館がついにその姿を現すのである。もう工廠長も今からウキウキしておるぞッ。
http://www.railway-museum.jp/top.html
さて,今回はこの鉄道博物館の開館を記念して,我がロールの中から製作中の作品を紹介したいと思う!・・・これはナイショだが工廠長が某mi☆i日記でつづっていたものの再録なのだが・・・例によってまだ全くのミカン・・・もとい未完だがな!!(爆)

我々大きなお友達(?)にとって,HOゲージ鉄道模型は憧れの的。トミックスやKATO等からは高品質なHOラインナップも展開され,手に取られた御仁も多いと思う。とはいえ,やはりネックは価格の高さと運転した場合の要求面積の大きさ。

周知の通り工廠長は,ナナニイよりヨンパチを選んでしまう気性ゆえ,何か大きな鉄キットは無いものかとなじみの模型店で棚を漁ってみた。
すると棚の上のほうになにやら煮しまった箱が・・・アリイのブルートレインシリーズ,EF66。HOゲージか。モーターライズでプラ製のレール・トラックを爆進するキットだが,定格3Vのマブチモーターを単3乾電池4本,つまり6Vで回す過激な仕様の為,動力系が強力すぎてレール上でホイルスピンしてしまい,まともに走るのも難しいというシロモノ・・・平場を走らせるとミニ四駆より速いらしい・・・ネットで調べてみると,これにKATOなどの動力ユニットを組み込む改造例がよく見かけられる・・・。
しかしキットにはダイキャスト製の立派なギアボックスが入っている。コレを活かしたい。いっそのこと,と工廠長は思い切って,レール集電とコントロールから独立した走行系で走るHOゲージのEF66を作ってみようと思い立ったわけなのである。

しかし,レール上をただただ勝手に爆走する電気機関車では単なるスタンドアローンな暴走特急。コントロールの手段を考えなければならぬな・・・。
そこで思いついたのは,最近流行の小型RCカーの制御装置を組み込んで,RC鉄道模型とさせてしまおうというアイデア。
必要なチャンネルは前進・後退の1チャンネルのみ。回路さえ組み込めれば,なかなか面白そうなのが作れそうだ。
いろいろ考えるのが楽しい模型にめぐり逢えたな!

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さー,部品の吟味である。

実際の電気機関車EF66は,1966年生まれの国鉄最強機関車。東海道,山陽本線において,従来EF65型2両の重連でまかなってきた高速度貨物列車を,1両で牽引するために開発されたのだそうだ。1985年からは寝台特急「はやぶさ」等の牽引にも投入され,ブルートレイン牽引電機のイメージが定着してくる。
今では東北本線でも姿を見かけ,直流の境界である黒磯まで貨物を引っ張っている。まさに直流の最強電機。

アリイのHOゲージEF66はブルートレイン牽引機関車としてシリーズ化されたものであるな。と,いうことは,このシリーズは1985年以降に商品化されたもの,ということか・・・。

過去多くの先輩方がアリイEF66を使った作例を発表されている点からも,基本的なプロポーションはとても良いキットである。モーターライズ・モデルゆえ細かい部分の省略が激しいものの,そこは何とか破綻しない程度に工作したいところ。
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ダイキャストのモーターケース・ギアボックスは写真のとおり。作動時の騒音も凄そうである。工廠長はこのケースと,キット付属の金属製転輪を見て,本機のモーターライズを活かす判断を下した。KATOやTOMIXのHOゲージ台車を導入すれば,確かに動力化は出来る。しかし,アリイのキットの心臓部といえるダイキャスト製のこの部品は,何とか活かしてやりたい,と思ってしまったからだ。

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アリイのEF66,ギアボックスの組み立てである。

ダイキャスト製ギアボックスは極端なバリ等も無く合わせも良好。マブチRE280モーター(3V)を組み込み,ウォームギアを介してピニオン,プラギアへと動力を伝達していく。
ダイキャスト製ギアボックスはとにかく巨大なため,運転台に著しく干渉してしまい,このままでは運転台の再現が出来ない。スモークをかけて内部を隠すか,回路を逆転させてギアボックスがある方を後方にし,空間に余裕のある電池ボックス側を進行方向運転台としてスクラッチするか。あれこれ思案中。
車台パーツは薄手で強度が無いので,組み立て中ギアボックスの重みでおっ欠かないよう注意を払いつつ作業。前・後部スカートは排障器と一体になっているので,クラフトソーで切り離し。これ,イチから作ろうと思うと案外難しそうなパーツだな。

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ギアボックスと電池ケースの端子を組み立て,結線していく。間に挟むカタチでラジ四駆の受信器を組み込むわけだが,不勉強なため端子の極性が見抜けない。電池をつないだ途端に勝手にモーターが回ってしまったり,動かなかったりショートしたり。いろいろ試行錯誤していく。

もともとのラジ四駆,特にシャーシ部の端子の構造を見ていないので,受信器の端子のうちどれが+でどれが−なのか解らない・・・やはり一台サンプルとして,手に入れなければならないか・・・? 

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結局わからなかったRC受信器の極性も判明し,車台への組み込みを再開。電池ボックスを単3×4本6V仕様から,2本3V仕様に改造して,余ったスペースに受信器を配置。
6Vのままだと,普通に繋いでも通電してしまうみたいである。

車台が組み上げられれば,とりあえずの走行テストが出来る。予想だにしなかった課題が次々と発生している,何とか完成させたいものであるなぁ・・・
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我が工廠では,飛行機などに脚が取り付けられて自立できるようになると,一応のロールアウト,最終艤装開始という事になっておる。実際には工廠内には,脚も付かないゴクラクチョウ状態の機体がゴロゴロしているという事なんですが!

さて,工廠車輌部EF66も台車の組み立てが始まり一応自立できるようになって来た。

この台車がまた難物。このキットの中で,もっとも妥協が許されないパートかもしれん。金属製転輪をプラ製車軸で繋ぎ,プラ製台車で挟み込むという構造はしかし,ダイキャスト製ギアボックスが乗っかって安定の無い車体上では一気にストレスゲージが跳ね上がる作業。
転輪はそのままでは台車に干渉してまともに回らないので,転輪,台車共にギリギリまで削ってクリアランスを稼いでおく。横着して車軸を削ったりすると,余計に転輪が空転してくれなくなってしまうのである。

サクッと作るつもりで色々と難関難問山積みだったEF66。
アリイのキットは決して駄目なキットではないのだが,現代の「痒いところに手が届く」良キットに慣れきってしまった工廠長は大いに火傷をしたわけである。
至る所にあるバリや押しピン跡は,少しでも放っておくとたちまち組み立てに影響し,ギアや転輪がタイトに組み合わさった本キットの場合,もともと非常にマージンの少ない噛み合わせが,もうまったく成り立たなくなってしまうのである。

手を抜くと,次のパートで必ずツケを払わされる。
このようなキットこそ,今の工廠長に必要だったのだな・・・。

posted by NastyDog at 02:50| バンコク 曇り| Comment(2) | TrackBack(0) | 工廠日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月31日

工廠長鉄の旅!嗚呼,今日ロマンスカーでッ!!

工廠長である!!

今年の夏,酷暑の名を欲しいままにしたこの暑い日々もようやく終息の兆しを見せてきた。
若干涼しくなってきたとはいえ,まだまだ油断は禁物であるな・・・

さて今回工廠長は,久々に「乗り鉄」を楽しむべく,首都圏に進出してみた。
狙うは・・・昨年の西武「レッドアロー」に続き,念願の,憧れの私鉄特急「小田急ロマンスカー」!

平日運用の14:50新宿発小田原行の「さがみ73号」は,普段は30000系EXEが充てられているが,この便は他の車輌に変更される場合がある。
今回,何気なく小田急新宿駅のホームに降り立った工廠長が,同じくホームに滑り込んできたロマンスカーの車輌を見た時,衝撃を受け,凍りつき,そのまま動けなくなってしまったのである。
IMG_1283.JPG「き,旧塗装の7000形LSE!?」
そう,小田急ロマンスカーの塗装としては姿を消して久しい,グレー+レッド+ホワイトの貫禄ある旧塗装に身を包んだ7000形LSEが,本日の「さがみ73号」だったのである!

聞けば,小田急ロマンスカー運行開始50周年を記念して,4編成ある7000形LSE(7001F~7004F)のうち,第4編成(7004F)に旧塗装工事を施し,今年7月から運用を開始したばかりの話題の編成!!
うーーむ,美しい。
このグレー,重たい感じもするものの,それがリミテッドな雰囲気を醸し出し,ロマンスカーを特急列車たらしめていた王道の塗装。ロマンスカーといえばこの色であるな・・・。しかし,この色を見ていると,科学特捜隊のメカを連想してしまうのは,工廠長だけであろうか・・・。
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さて,生まれて初めてのロマンスカーがこんな素晴らしい車輌,と言う事で,感激に浸りつつ車内販売が無いことに気づいて少し寂しい思いも噛み締めつつ,列車は小田原に到着。
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IMG_1293.JPG今度は復路,JR特急「踊り子166号」である!!
踊り子号といえば国鉄185系電車。工廠長のホームベース小山駅あたりにも時々姿を現すメジャー機である。
工廠長としても,機会を捉えて一度乗っておきたいと考えていた車輌であった。
前出のロマンスカーや,普段使っている湘南新宿ラインに較べればグッと騒音も大きくなり,振動も多い。しかしそれをパワフルに感じながら,「突き進む特急」を体感しつつ大船駅へ。

大船駅5番線で湘南新宿ラインを待っていたとき,いつのまにか工廠長の背後6番線に音も無く滑り込んでいた車輌があった。待っていた小金井行きが到着し,乗り込もうとした瞬間何気なく振り返ると・・・
IMG_1299.JPG「クモヤ143」!!
1輌のみで行ったり来たりする連絡車輌,頭には「回送」の表示。湘南新宿ラインで東大宮基地の前を通過するとき,ちょっぴり見える青と黄色のキュートな1輌。実際に働いているところを見たのは今回が初めてである。
ぬうう・・・俺はもう小金井行きに乗らなければ・・・うう・・・
結局小金井行きは見送る事とし,継続してクモヤ143のチェックを継続・・・何枚か写真を撮っている内,発車のメロディもホーンも無く,「黙って」小田原方面へ走り出してしまった。音も静かなので,まったくそっけなく走り去ってしまったのだった・・・。
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次の湘南新宿ラインを待ちつつ駅弁をかっこんでいると,件の車輌が再び小田原方面から6番線に滑り込んできた。まったく,黙ってやってくるクルマだな。
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今度はよくディティールを調べてみると,車輌は「クモヤ143-6」と判明。大船駅に着くと,車内から職員さんらしき一団がわらわらと降りてきたので,車輌基地や駅間を行き来する連絡車輌と言う事なのだろう。
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なんとも素朴で面白いクルマである。色もなかなか・・・って,オイオイオイ!!

そんなこんなでイロイロな車輌を楽しむことが出来た今回の鉄の旅であるが,あくまでも今回は「試乗」。いずれ晴天の下で,じっくりと各車輌を味わってみたいものである。

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2007年08月05日

工廠日報【冷戦の落とし仔・巨大戦闘機2題】

工廠長で,アール。
巷は夏の季節,台風や地震など,災害に見舞われている地域もあるが,一刻も早い回復を心から願っている次第である。

一方,小山市をはじめとする近所の町々では花火大会が盛大に行われ,毎夜のように弾幕が展開されている今日この頃。
ちょっと発起して工廠の製作台に上がってみたが,あまりの暑さに一時間と経たず逃げ出してしまったものである。やはり,我が工廠の夏季休業はやむを得ぬな・・・(我が工廠はクーラーなどという酔狂なモノは備えていないのである・・泣)。
とはいえ,先日からロールインしているコンドル社製Mig-25も少しずつ形にしてみたく,今回はストックの中から対照的とも言える一品を引き出して,並べながらの製作としてみた。

mig25pa02.JPG伊の好メーカー,イタレリ製1/72,F-111アードバーク,前出のMig-25が高空・超音速の迎撃戦闘機として生を受けた巨大戦闘機なら,本機は超低空,敵陣深くの地形を這うようにマッハで駆け抜ける縦深攻撃機。かの国防長官マクナマラの肝いりで開発された超大型戦闘機,でもある。
キットにはベトナム戦争においてF-111の初投入となったコンバット・ランサー作戦(1968年)参加時のものと,同機にとってのリベンジとなった1972年のコンスタント・ガード作戦参加時の塗装例が載っている。キットに特別記述はないが,ベトナム参加機ということでシリーズ最初期型であるA型という事になるな。
武装は当時多用されていた旧型爆弾M117(・・・らしきモノ)が8発,片翼4発ずつMERに搭載するコンフィギュレーションとなっている。他のキットやハセガワの武装セットなどからMk82やスネークアイなどを持ってきても良いだろう。

mig25pa03.JPGmig25pa04.JPGMig-25の方は胴体周りを組み立ててみた。尾翼や主翼,各部フィンは素晴らしく薄い。プラの材質が粘っこいもののため整形や加工にはちょっと根気が要るが,取り組む価値は充分にある。
各部のモールドは凹だがひどく薄く,少々のペーパー掛けで簡単に消えてしまうので要注意である。1000番あたりのサフ掛けで確実に埋まってしまうだろう。

とても良いプロポーションのキットである!
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2007年07月23日

工廠日報【Mig-25!コンドル社を試す】

工廠長である!

それにしても,いやー・・あ つ は な つ い な 。

例年通り,夏季の暑い+湿気多い時期はヤードを休ませている我が工廠であるが,しかし全く手を動かさないのもイカンと言う事で,ベノムの周辺をチマチマといじりつつ,面白いアイテムを見つけてきたので紹介したい。

コンドル社のMig-25は最近店頭で見かけた製品であるが,戦闘機型のPと練習機型のUがラインナップ。
かつてベレンコ中尉が函館に亡命して全世界に衝撃を見舞った際,最速リリースでこれまた話題となったハセガワ製Mig-25以来の,1/72では本当に久しぶりのフォックスバットである。しかもグラスノスチを経て詳細な情報が判って来てからの,ご当地ロシア圏メーカーからのリリース!これはいやがうえにも期待する。地雷モデルだった際のショックもナコトネフランカーで耐性ができてる(涙)。
mig25pa01.JPG部品の成形,そして分割は目の覚めるような鮮やかさ。各部の細かいディティールも,「世界の傑作機・Mig-25」を読んだことのある御仁なら,あそこやアソコのディティールも再現されてて嬉し涙である。何より当時世界最大を誇った自慢のアフターバーナー付き排気ノズルが複数のピースで再現。思わずハセガワ版への移植も考えてしまうシロモノである。
プラはちょっと柔らかいゴム質多めな感じ。
・・・と,ここまでは良い事尽くめだったのだが,組み始まるとこのキットが思わぬ落とし穴を隠している事がわかってくる。各部品のディティールは素晴らしいが,組み立てに当たってのすり合わせはあまり良くないのだ。切り出した部品はあらかじめ良くペーパー掛けをし,ドライフィット,つまり仮組みを慎重かつ丁寧に行って,接着は自分が納得行くまでは絶対にしてはならない。柔らかいプラ質のためにバリも多い。
部品の分割はレベルの1/48を参考にしているフシがあるが,角断面の胴体と微妙に曲面が混在した本機では正しい分割であろう。主翼後端と胴体側面パネル(垂直尾翼・ベントラルフィンと一体成形)とのフィッティングは特に丁寧にすり合わせておくべきである。

それでは,レッツ・モバイルモデリング!!
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2007年07月18日

Griffon on the Gripen【マラッカ海峡偏\】

Griffon on the Gripen

【某月某日・コラート基地】
どんよりと曇った昼下がり,静けさが支配する基地のエプロンを,何やら話しながら歩くふたつの人影。モルニヤ・ベースの「鬼カントク」ことエビータ・オハラ中佐とその「弟子」バーナです。

gotg039.jpg先日フランカー・チームを襲った謎の戦闘機・・・奇怪なロックオン事件の主が遂に姿を現し,更にはモルニヤ・ベース自慢のエースであるルルが必死に食い下がるのを,まるで戯れるようにあしらった恐るべき機動性は,関係各位に大きな衝撃と動揺を与えていました。
戦技研究の第一線に身を置いてきたオハラ中佐としても,内心穏やかなはずは無く・・・
あの時,あの空域でバックアップに従事していたバーナから,ルルのグリペンと正体不明機が繰り広げたドッグ・ファイトについて,客観的な立場での分析を聴き取っていたのです。

バーナ「あれはワンサイド・ゲームでした。悔しいけどルルは,あしらわれていたと思います。」
中佐「・・・」
バーナ「ルル自身もすぐに相手の力に気付いたはずです。相手のペースに引き込まれないように距離を置いてましたし,アツくなって組み付くような事もしませんでしたし。」
中佐「敵はF/A-22に似ていたと?」
バーナ「むしろYF-23に近い機体構成だったようです。主翼がデルタ翼系とは違った,細いものだったと言っていました。それで私,ちょっと気になったんですが・・」
中佐「なに?」
バーナ「件の飛行機,艦上機なんじゃないかと。私達の知らない,新型の機体が,作戦に介入しているような気が・・・。」

中佐はギクリとしました。そしてほんの数時間前,作戦参謀のひとりから聞かされた言葉を思い出していました。

参謀「ノナ中尉が撮影した写真は非常に不鮮明だったが,その他のデータとつき合わせて検討した結果,ある事が判ったよ・・・」

「あの戦闘機,あれは米国のATF計画が生み出した第3の機体,コードネーム"グライフ"の可能性が高い。」

米国の次期主力戦闘機開発計画,ATFでは,YF-22とYF-23が競争試作され,結果F-22が選定されました。しかし,試作された機体はそれだけではなかった・・・初めから艦上運用をも考慮に入れた統合型戦闘機の試作機,通称グライフがコンペティションに加わっていたという噂は,各国の軍関係者の,ごく一部の間では長い間囁かれていました。しかし実機の存在を示す証拠も無く,いつしか航空業界の「都市伝説」と化していたのです。

グライフの存在を知らないはずのバーナが,図らずもその存在を言い当てた事で,中佐は自分達が相手にしようとしているモノについて,背筋に冷たいものを感じずにはいられなかったのです・・・。
posted by NastyDog at 23:19| バンコク 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | Griffon on the Gripen【マラッカ海峡偏】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月14日

Griffon on the Gripen【かいせつ・馬李達の商売道具】

Griffon on the Gripen

東南アジアはマラッカ海峡でルル達と共に海賊対策任務に就いているT国海軍対潜哨戒機部隊。
旧式の英国製対潜哨戒機「ガネット」を駆る彼らはしかし,使い慣れた機材と熟練した技術,そして不屈の精神により周辺諸国では名の知れた強力な部隊なのです。

その中でも,イルカのマーリー(馬李)やシャチのランクェ(狼貴)らは,種族として持つ高い音響探知能力を活かし,この部隊の屋台骨を支えているといっても過言ではありません。
彼女達が搭乗する旧式の哨戒機ガネットが,現在でも通用する一級の対潜能力を保っていられるのは,この機体に積まれた探知装置・・・彼女達専用に設計された「ナチュラル・エコー・フィードバック・システム」,NEFSと呼ばれる装置のおかげなのです。このシステムを操作する要員はNEFSOと呼ばれ,マーリーやランクェなど生体ソナー器官が備わっている種族が専門に扱い,通常の人では操作することができない特殊なものです。
機構の大半は秘密のベールに包まれているものの,概要としては操作要員自らが発する探知波を電気変換し発信,対象からの反射波を再び「生の」エコーとして変換し,操作要員があたかも水中にいて聴き取っているかのように,高精度・高感度で感知させるものと云われています。
機材は巨大なレシーバーを,まるでヘルメットのように頭からすっぽり被せて運用するユニークなものです。操作員は音の情報を自らの器官で直接感じ取るため視覚的なモニターは本来必要としませんが,他の要員がモニターできるよう増設されているのが普通です。

NEFSシステムそのものは60年代前半には米国海軍で研究が始まり試作品がテストされていたようです。
操作要員が情報を直接「感知」できるという点で,他の機材よりも高い性能を発揮しましたが,米国では操作できる種族の人口そのものが少なかったため対潜装備の主力には成り得なかったと言われています。もっともマーリー達の母国であるT国は種族構成が米国と違い,こちらの種族の方が多く暮らしているため操作要員もおのずと多く確保できたことから,旧式機であるガネットにまで搭載され,盛んに運用されることになったようです。
操作要員の弁では,このシステムは要員の器官の能力を大きく強化するというコンセプトに基いたものであるため,システムに要員そのものが組み込まれて運用される,つまり操作要員がシステムの重要な「部品」となる,というものだそうです。
gotg038.jpg
さて,画像はマーリー達の同僚,シロイルカのルンが乗機の機材を調整中の図。
ヘッド・レシーバーとサイド・レシーバーはそれぞれアジャスト可能。モニター画面は同乗のタクティカル・コマンダーが機上での作戦立案などに利用するためのもので,当然タクティカル・コマンダーの席に設置されています。ちなみに水上走査モードの画面です。マーリーやランクェの乗る「ガーネッドT」の場合,タクティカル・コマンダーはランクェですが,彼女もNEFSO資格を持っていますのでシステムの操作は可能です。
ルンはマーリーと同期のNEFSOで,水上走査モードを強化したタイプのNEFS要員として「ガーネッドW」に乗り組んでいます。
posted by NastyDog at 00:31| バンコク 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | Griffon on the Gripen【各種かいせつ】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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